Bf109 グスタフ
出来るだけ小さな機体に強力なエンジンを載せれば高性能になるとのコンセプトに忠実に作られたBf109。旋回性能ではなく角速度の機動性重視、整備性重視、量産性重視の典型的ドイツ戦闘機。1935年9月初飛行。機体が小さい為、改良に苦労しながらも終戦まで第一線で戦い続け「全備重量ならP-51にも負けない」と言われた。低速での急旋回は苦手であったが前縁スラットのお陰で失速はしなかった。全速で飛ぶと、しっかり当て舵しないと真っ直ぐ飛べないとか、主脚がハの字で間隔も狭く、着陸が難しいなど欠点も多かったらしいが、燃料噴射式エンジンを生かしたダッシュ、急降下性能、小刻みな上下運動でスピットを圧倒した。
性能諸元 Bf109G-6
全長 9.02m
全幅 9.92m
全高 2.60m
翼面積 16.05㎡
全備重量 3196kg
エンジン DB605A 1475馬力
最高速度 630km(7000m)
巡航速度 545km
航続距離 650km
武装 MK151 20mmモーターカノン×1
MK131 13mm機銃×2
爆弾 250kg×1