Ta183フッケバイン
偵察機が英本土で発見したB29に驚き、44年、急拠開発された緊急戦闘機計画、いわば、第二世代のジェット戦闘機である。各社が応募したがフォッケウルフ社のTa183が採用され、16機の原型製作が発注された。機首に空気取り入れ口を設けた太短い胴体、鋭い後退角の主翼、エンジンノズル上方から斜め後方に延びた垂直尾翼にT字形に後退角付き尾翼を配したスタイルはMIG15そっくり。実はドイツ敗戦後、ソビエトがTa183を持ち帰って、そっくりパクッタのがMIG15なのだ。ついでに言うと米国のF86セイバーはMe1101のパクリだった。朝鮮の空で戦った米ソのジェット戦闘機は、実は敗戦国ドイツの最後のジェット戦闘機だったのだ。開発者の1人は後に米国に渡り、スペースシャトル開発の基礎理論を作った。
性能所基 Ta183
全幅 10.00m
全長 9.40m
全高 ?m
全備重量 4300kg
エンジン HeS011Aターボジェット
推力 1300kg
最大速度 955km
航続距離 990km
武装 30mm機関砲×2or4
爆弾 500kg