P39 エアコブラ

37ミリ機関砲の威力に惚れ込み、其の為に作ったような戦闘機。機首に37ミリ機関砲を置き、コクピットの後方にエンジンを置いた。当初はターボ・チャージャーを装備する高高度迎撃機だったが、その任務はP38に割り当てられ、P39は中低高度用になった。1939年4月に初飛行。高空性能の悪いアリソン・エンジン、低初速で発射速度が毎分150発程度の37ミリ機関砲、中途半端なP39は日本相手なら使えるだろうと太平洋に送られたが日本軍戦闘機に歯が立たず、英国でも役立たずと判断され、ソ連に送られた。低空近接支援が任務のソ連空軍では大好評だった。趣味で作ったようなP39を一万機近く生産した米国、邪魔扱いされたP39を使いこなしたソ連に脱帽。
性能諸元    
全長        9.2m
全幅       10.4m
全高        3.8m
翼面積      19.8㎡
全備重量     3350kg
エンジン     アリソンV-1710   
出力1200馬力
最大速度    589km
上昇限度    10700m
航続距離    1770km
武装   T9 37ミリ機関砲×1  12.7ミリ機関銃×4
爆弾       225kg