F4F ワイルドキャット

私の好きなユーモラスな艦上戦闘機。いかにもアメリカンなネバーギブアップ精神にあふれるワイルドキャット は中年男を思わせる。1937年9月に初飛行し、F2Aに選定で敗れるが、改良で盛り返す。開戦時、ドッグファイトで零戦の餌食になったが、ミッドウエーの頃からドイツのロッテ戦法を真似たサッチスイープ戦法で零戦より優位に立つ。戦争中期以降、後継のF6F、F4Uに主力の座を譲り、甲板の狭い軽空母の主力戦闘機として終戦まで活躍した。 縁の下の力持ちである。

性能諸元     F4F-4
全長        8.76m
全幅       11.58m
全高        2.81m
翼面積      24.15㎡
全備重量     2610kg
エンジン     P&W R1830-86  離昇出力1200馬力
最高速度     515km
航続距離    1240km
武装       12.7mm機銃×6 (各240発)
爆弾       45kg×2