XF5U
パンケーキと仇名された円盤型戦闘機。ジンマーマンの超低アスペクト比理論の実験機が向かい風で滑走無しに離陸した事に興味を示した海軍がXF5Uとして発注した。しかし、完成したのは45年8月20日で対日戦後、さらに特製プロペラが完成したのは47年になり、既にジェット機の時代で、とうとう飛行する事無く、キャンセルとなってしまった。理論通りなら、64kmから775kmの速度域を持つ革新的機体となるはずであった。米海軍のチャレンジ精神とお茶目さの現れのような機体。
性能諸元 (計画値)
全長 8.55m
全幅 11.10m
全高 5.17m
翼面積 44.10㎡
全備重量 7585kg
エンジン P&W R2000-7×2
出力 1600馬力×2
最大速度 775km(9357m)
実用上昇限度 10516m
航続距離 1703km
武装 12.62ミリ機関銃×6
または 20ミリ機関砲×4