F4U コルセア

今日のジェット戦闘機に繋がる新概念のBf109、スピットファイアーの出現に刺激されてF2Aバッファローの後継機として開発された2000馬力級発動機を搭載した艦上戦闘機。1940年5月に初飛行して時速650kmの高速を出し驚かせたが、視界不良、失速特性の悪さなどで母艦上の運用は困難と艦上戦闘機の座は保険として開発されたF6Fに奪われた。陸上戦闘機として対日戦に参加、持ち前の高速と縦方向の高速空中戦で日本機を圧倒したが、熟練零戦パイロットの評価は意外と低い。F6Fと異なり零戦の得意とする低空低速の巴戦に持ち込まれると、以外にもろかった事によるらしい。 終戦間際に艦上戦闘機として運用され始め、朝鮮戦争にも出撃している。
性能諸元     F4U-4
全長        10.26m
全幅        12.50m
全高         4.50m
翼面積      29.17㎡
運用重量     6350kg
エンジン  P&W Rー2800-18W
出力       2100馬力
最大速度    717km
巡航速度    595km
上昇限度    12650m
航続距離     1000km
武装      12.7ミリ機銃×6
     454kg爆弾×2、6インチロケット弾×8