Ta152
私の好きなレシプロ・戦闘機の一機。原型はFw190、初飛行が1939年6月で改良に次ぐ改良で終戦まで第一線で戦い続けたFw190Dや発展型のTa152シリーズ。エンジンを空冷から水冷に積み替え、胴体後部を切って延長するなど応急処置が見事。操縦には相当、力が必要だったらしく、いかにもゲルマン的機体。ダッシュ性能とロール率は天下一品で、急降下初期、ズーム上昇では軽く敵を追い詰めた。戦闘中、スピットやP51にバックを取られたら、ダッシュしスプリットSを2回繰り返せば大抵振り切れた。それでも駄目ならハーフロールからパワーダイブに入り、すぐにズーム上昇すれば振り切れた。 しかし、これはFw190の話で、Ta152は、フル・スロットルで簡単に振り切ったという。
性能諸元 Ta152C(一部推定)
全幅 11.00m
全長 10.80m
全高 3.36m (3点姿勢)
翼面積 19.5㎡
エンジン DB603L MW-50緊急出力増強装置付き
離昇出力 2250馬力
最大速度 780km 高度9200m
巡航速度 520km
武装 30㎜ MK108×1 モーター・カノン (90発) 20㎜ MK151×4 (各175発)