Me262 シュワルベ

大戦前の1939年から開発が始まり、1942年7月にジェットエンジンで初飛行した世界最初の実用ジェット戦闘機Me262、実は1年前にHe280ジェット戦闘機が初飛行している。しかしハインケル嫌いのナチス党の圧力もあって、Me262が採用となった。さらにヒットラーの横槍、ジェットエンジンの不具合、連合軍の爆撃などで就役は遅れに遅れ、1944年秋頃となったが、既にジェット戦闘機を使いこなせるベテラン・パイロットは少なく、燃料も枯渇し、戦局を変える程の活躍は出来なかった。特に当時のジェットエンジンはスロットルへの反応が鈍く、加速力は低く、フルパワーで高温溶解するなど扱いは難しかったようだ。

性能諸元          Me262 A1

全長               10.58m
全幅               12.50m
全高                3.83m
翼面積              21.7㎡
離陸重量            6400kg
エンジン ユンカース Jumo 004Bオハイオン・ターボジェット(推力900kg)×2
最大速度            870km(6000m)
上昇限度            11450m
航続距離            1050km
武装             30ミリMK108機関砲×4
                R4M空対空ロケット×24